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伊藤忠商事の新人研修

山

就職先として人気の伊藤忠商事

伊藤忠商事は日本屈指の総合商社です。
取り扱う商品範囲がとても広く常に成長を遂げていることもあり、新卒者の多くが就職希望して用試験に臨んでいます。

この伊藤忠商事ですが、最近では新卒者に向けての研修が特徴的として話題になっています。
企業として成長を続けるための取り組みとして注力をしており、これが強みの一つと考えられているものです。
ここでは、話題の伊藤忠商事の新人研修を紹介していきます。

伊藤忠商事の新人研修

どのような会社でも新入社員に向けての研修が行われます。
伊藤忠商事でも研修が行われてきましたが、2012年からは研修を今までとは大きく違うものにしており、それがタフネス研修です。
逆境に強く、困難に直面しても立ち向かっていき自らで乗り越える力を持つ社員を育てることを狙いとして行われています。

研修の会場となるのは栃木県と福島県にまたがる那須岳のふもとです。
ここで登山に挑戦するのですが、山は標高1900メートルもあり本格的なもので途中にキャンプも行われます。
そのため、持ち物は食材やテントといったものが必要なので10キログラムから20キログラムほどのリュックを背負って集合します。

登山は1チーム7人ほどでパーティーを組んで進めていきます。
途中の道のりはかなり険しいものですし、途中でも自炊が必要であり初心者にはかなりの厳しいものです。
そのため、皆が下山すると自然と拍手が起こり、中には涙する人もいるほど感動します。

研修から学べること

このような登山をする研修を行うことで、困難な状況に立ち向かい、多くの人がそこからいろいろなことを感じ取ります。
厳しい状況でもあきらめず立ち向かうこと、仲間と協力する大切さ、苦しい時こそゆっくりとでも進み続けることなど、タフネス研修で最後まで登山をするからこそ学べることです。

研修を取り入れた背景として、少子化やゆとり教育といったものの影響で困難に立ち向かった経験のある世代の減少を感じたことが始まりです。
肉体的にも精神的にも仕事に対する姿勢や心構えというものを身に着けて、社会人として厳しい場面でも挑戦する姿勢を身に着けてほしいということ、問題解決能力を身に着けてほしいということがこの研修には込められています。

従来はフィールドワークを行い発表するという一般的な研修が行われていました。
それを大幅に変えることによって新入社員に対してしっかりと精神面での成長を促すこともでき、社内で成果を感じられる場面も増えてきています。

他にも新たな取り組みとして復興支援も行われており、これも社員の中で有効な研修であったと評判です。
このような研修がこれからさらに伊藤忠商事が成長していくことに貢献すると考えられています。