サンゲツの新しい形の新人教育
最近では学習塾でも対面式の授業だけでなく通信型の教育を取り入れるようになってきています。
授業を受けた経験のない人は通信教育というものに不安を感じるものです。
しかし、対面式にしないことによるメリットはたくさんあり、だからこそ多くの学習塾が取り入れているのです。
これは学習塾にとどまらず企業の研修でも取り入れられることが出てきています。
そこで、ここではそのような取り組みにいち早く挑戦しているサンゲツの取り組みを紹介していきます。
サンゲツはどのような会社か
テレビでサンゲツのコマーシャルを見かけたことのある人は少なくありません。
創業は1849年と古く、歴史のある会社です。
インテリアの専門商社として自社で企画、商品開発を行い、製造はメーカー委託するという経営スタイルをとっています。
現在はインテリア業界のリーディングカンパニーとして成長を遂げています。
企業として成長する反面、在り方を見直すと人材確保と育成がとても難しくなってきていると感じる部分があり、人事制度の改定に取り組んできました。
サンゲツの人事制度の改定
サンゲツの2008年人事改定のポイントは4つあります。
役職・社員等級制度の見直し、報酬・評価制度の見直し、若年層の社員満足度向上、女性の活躍支援といったことが主な内容であり、一般的にどの企業でも取り組む内容です。
しかし、その中でも特徴的なのが、昇格基準の明確化、能力の高い若手社員の育成と早期登用であり、ここについて通信教育を連動させています。
評価制度を見直すにあたり、営業制度のみで評価をしていきません。
誠実性、連帯感、向上心、コンプライアンスといった取り組み姿勢についても評価基準となっており、このウェイトが高いのが特徴です。
さらに、等級別の昇格基準を設けており、資格等級が上がることが昇格とされています。
昇格するためには研修を受けなければならず、ここで通信教育を受けなければなりません。
通信教育を受けることが必要な理由として、昇格をすることがどのようなことか、昇格してどうすればよいかということをしっかりと考えるという意図があります。
そのため、講座の内容は仕事の中で役立つスキルや知識が盛り込まれたものです。
通信教育には自主性を重んじています。
そのため昇給要件の指定講座以外にも語学やマネジメントの講座といったものも行われています。
これは昇格要件の指定講座を受講することを入り口とし、そこから少しずつキャリアアップのために多方面の講座を受講してもらいたいという意図をもって行っているものです。
今では全社的にこの風潮ができてきており、自らキャリアプランを描いて様々な講座への受講者を増やしています。