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何故か社員が育たない…その原因とは?

セミナー

社員が育たない

「優秀な部下がこない」「人材が不足している」と言った人事に関するネガティブな発言というのは上司からよく出てくるものです。
確かにゆとり教育の余波もあり、昔の社会人よりも一般教養やビジネスマナーを身につけていない新人というのは増えています。
しかし、優秀な人材がいないと感じるのはそれだけではないのです。

優良企業には優秀な人材が集まると思う人も多いものです。
やはり、優秀な人は就職先にも選択肢が多くあり、その選択肢として少しでも安心安全な経営体質の企業に勤めたいと思うものです。
そのため、優秀な人材は優良企業に入るという考えをしがちです。

しかし、優良企業でなくても優秀な人材が入ってきて入る会社は沢山あります。
そして、優良企業というのは優秀な職員が勤めて入るだけでなく、優秀な職員を育成するためのプログラムもしっかりと持って入るのです。

このように、優秀な人材が集まらないとか、仕事のできない職員が多いと思っている人は、企業の新人の育て方、自分たちの部下への指導に問題がないかを考え直すべきなのです。

社員が育つ育成プログラム

社員が育たない原因として、最も多いのが社員が何をすれば良いかがわかっていないということがあります。
会社として、何を目指して入るのか、自分自身は何を目標に仕事を行えば良いのかという頑張る方向性が分からなければ皆、何を頑張れば良いのかがわかりません。
また、目指す方向性がわかったとしても、その方向への頑張りとしてどのようなことを進めれば良いのかということがわかっていなければ、頑張り方を間違えてしまったり非効率な頑張りとなってしまったりして、なかなか結果に繋がらないのです。

そこで、上司というのは部下にどうやって頑張るべきなのか、どこを目指してどのような手段で頑張っていくのかということを伝えていく義務があります。
業務としてのゴールと、そのゴールを目指すために会社として持ち合わせているツールや手法というのをある程度伝えた上で、スキルについては実践で身につけていくということを社内で行なっていかなければ部下というのは育たないのです。

また、結果だけを評価するのではなく、その過程についてもしっかりと指導を入れることが重要です。
結果が出なかった原因はどこにあり、どのように改善をすれば良いのかということを伝えたり、結果が出たとしてもそのアプローチに間違いがあれば訂正をする必要があります。

このように、上司というのは部下に対して正しい方向性に進めるように常に目を配り声かをしていく存在であることが重要なのです。

ロールモデルがいない

部下が育たない原因として理想の上司がいないということも多くあります。
あの人みたいになりたいという人がいれば、その人のようになれるように自然と自分に足りないものを補おうとしたり、見よう見まねでもその人になれるように努力をしようと思えるものです。

逆に反面教師なこういう人になりたくないという上司ばかりでは、ネガティブな気持ちばかりが浮かんできて仕事のモチベーションが下がっていきますし、自分のなるべき姿を見失いがちです。
そこで、自分自身が部下にとってなりたいロールモデルになって入るかを確認し、そのような存在になれるよう努力することも重要なことです。